賃貸住まいの基礎知識を身につけよう!

賃貸住宅の形態について知っておこう!(3)

≪一戸建て編≫

ファミリー層を中心に人気が高いのが「戸建賃貸」という住まいの形態です。

これは、一軒家を所有している個々の家主(オーナー)が、賃貸用として貸し出すものです。

アパートやマンションなどの共同(集合)住宅とは違い、
一つの独立した建物として使用できることが最大のメリットと言えるでしょう。

小さなものでは3(D)Kクラスから、大きなものは5LDK~クラスのものまで、
様々な規模の物件があります。

すべてではありませんが、庭付き、車庫スペース付き、中には家具付きの物件もあり、
持ち家感覚でガーデニングをしたり、ペットを飼育したりして生活することも可能です。

共同住宅では気を使うし苦手だと言う人にとっては、
大変魅力的な物件と言えるのではないでしょうか。

では、デメリットという点について取り上げてみましょう。

まず、戸建賃貸の物件はアパートやマンションに比べると、格段に物件数が少なくなります。

理由としては、アパートやマンションなどあらかじめ賃貸事業として計画されたものではなく、
個々の物件オーナーの諸事情によって貸し出されるものが多いからです。

特に、リロケーションと呼ばれる形態では、物件オーナー側の都合(転勤など)で、
留守にする一定期間だけ貸し出すということもあるので注意が必要です。

また、独立した建物を借りるという点においては、アパートやマンションなどの共同住宅よりも、
室内だけでなく、敷地や建物全体の維持、保守、地域コミュニティなどへの責任が強くなる傾向があります。

庭があれば、特段にガーデニングなどしなくても、定期的に草むしりをしたり、
敷地や建物全体の必要最低限のケアを怠らないことや、町内会、自治会などを含めた地域住民との
良好な関係維持に努めるなど多肢にわたります。

これらの点も含め、戸建賃貸を借り受ける際には、
入居条件や順守事項などについて独自の規定(特約条項)が設けられている場合も多いので、
しっかりと事前に確認しておいた方が良いでしょう。

≪テラスハウス編≫

「テラスハウス」という住まいの形態があるのをご存知でしょうか。

これは、「二つ以上の住宅を一棟に建て連ねたもので、各戸が壁を共通にし、
それぞれ別々に外部への出入口があるもの」としており、正式には「長屋建て」と呼ばれるものです。

その多くは、平屋から3階建て以下の低層住宅であり、 一戸建てのように完全に独立した建物ではなく、建物同士が壁で繋がっていることから、
今風に例えると、アパートと一戸建ての特性を持ち合わせた「ハイブリット住宅」と言ったところでしょうか。

一戸建ての特性面から見ると、「専用庭」や文字通り「テラス」があったり、
専用車庫スペースが設けられているものもあります。

複数階の建物であれば、室内階段で自由に行き来きできるので、
一戸建て同様の感覚での生活が可能となります。

アパートの特性面から見ると、建物の境が一つの壁で隣接住戸と共有されていることがあげられます。

アパート同様に、隣接住戸同士の「生活音」には気を付けなければならないところです。

このテラスハウス物件は、賃貸用として計画され建てられたものもあれば、
分譲(売買)用として、個々のオーナーが単独で所有して貸し出しするケースもあります。

物件数から言えば、戸建賃貸物件よりは多く、
アパート物件よりは少ないと言った位置づけで、全国共通といえるでしょう。

「一戸建て住宅に住みたいが、なかなか見つからない」、
「だからと言って、アパートやマンションなどの共同住宅には住みたくない」という方は、
この「テラスハウス物件」を新たな選択肢に付け加えてみてはいかがでしょうか。

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